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 稲刈り前に思う

 先日、キヌヒカリの刈り入れにあたって、今までずっと水を入れ続けた水口の蓋を閉めました。
 そして肥料を使用した1町歩の圃場は水尻の当て木を外し、落水を致しました。
 ただそれだけのことなのですが、何故か理由はわかりませんが、この時を迎えて感慨深いというか不思議な気分になったのです。
 
 9月15日からキヌヒカリは農協への出荷が始まるため、それに合わせて今年は2町歩弱ほどの圃場のお米は農協へ出荷致します。
 出来ることなら無肥料で栽培したお米は農協には出したくないのですが、お米作りを始める瀬戸際まで自分に迷いがあったので、今回はこのような形になってしまいました。

 そして、自分は乾燥機や籾摺り機を持っていないので、農協出荷をしないお米は、同地域の個人業者でその作業をやってもらう考えでいたのです。

 そんなある日、肥料を使わなければ絶対とれないと心配してくれたある専業農家の方が、小生の稲刈り後のもろもろについてアドバイスをしてくれたのです。

 実は小生は乾燥を業者に依頼した場合、当然自分の栽培したお米が、玄米になって返ってくると思っていたのです。
 ところが現実はいろいろ問題があり、他の農家が栽培したお米と混合したり、考えられないことですが、ある方はもち米を業者に依頼したにもかかわらず、戻ってきたお米はうるち米になっていたこともあったそうなのです。

 その専業農家はそれなりにこだわったお米なので、本当に信頼できるところに依頼しなければダメですよとアドバイスをしてくれました。
 ところが、小生の地域で信頼のおける業者は見当たらず、心配してくれた方に尋ねても、ホントに難しそうな話をされるのです。

 その専業農家は15町歩の作付けを行っています。しかし、その方も乾燥機を持っておらず、3軒ほどの業者に依頼するらしいのですが、今までの彼の経験から、もし間違いがあった場合に文句は言わないが、次からはその業者には頼まずに他を探すと言ったのでした。

 そして、お米を抜き取る悪質な業者も多いようで、そういえば伊賀でその経験があったことを思いだして、少し悩んでいたのでした。

 それで、申し訳ないとは思いながらも、昔から自然農法で親交のある大先輩の松沢さんに相談させていただきました。
 松沢さんも2町歩ほどのお米を栽培されているのと、結構手間がかかる作業なので、お話するのもつらかったのです。

 でも、松沢さんは快く引き受けてくれました。

 本当に今回の件で、ずっと悩んでいたのですが、松沢さんの一声で一気に光が差し込みました。

 本当にいろんな人に助けてもらいながら、当方のお米作りは始まりました。これで無肥料栽培のお米が混ざる心配は一切ありませんし、反当たりの収量も明確になるので、今後の参考に役立ちます。

 何はともあれでした。

 ただ、今年は4町歩のお米作りが出来ましたが、来年は半分くらいが転作で麦の栽培になるのです。
 それで当然来年のお米は農協に出荷は出来ませんし、出来ることならこれからずっと、そうしていこうとも思っております。

 そんなにこだわりは持ちたくありませんが、やっぱりお米が混ざってしまうのは、作り手にとっては寂しいものです。

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