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アベルのように (ある方に宛てた手紙)

  拝啓 秋の気配も日増しに強くなってまいりましたこの頃、お元気でご活躍のことと存じます。

さて、私事でございますが、今年念願の百姓生活が出来るようになりました。

もっと早くにお伝えしたくは思いましたが、実りの秋を選びまして報告させていただきました。

思えば、「ひまわり」では大変お世話になりました。また、その場を離れたときには要らぬ心配をお掛けして大変申し訳ないことを致しました。しかし、そんな私を励ましてくれた数々のお言葉は力強い支えでありました。

今でもありがたく感じております。

 

今春より、4町歩ほどの水田と1反ほどの畑を授けていただくことが出来ました。それでまた、お米や野菜の栽培にいそしむ事が出来るようになりました。

お送りさせていただいたお米は、その水田で無肥料栽培で穫れたものです。

ご笑味下さい。

以前、聖書講義において先生に「カインとアベル」のお話を拝聴したことがありました。

あのお話は自然農法に携わる者にとっては衝撃の内容でありました。自然農法は手間隙がかかるのでカインの気持ちがオーバーラップしたからです。

それで、そのお話を聞いてからずっと自然農法はどうあるべきか、自分なりに考えました。その答えというものが頂けたのが「ひまわり」を離れたときでありました。

「炭素循環農法」との出会いで、自分は無肥料栽培に切り替えました。造物主がお造りになられた大自然の法則を生かす農法。それが炭素循環農法だと感じたからでありました。

炭素循環農法では土の威力は微生物の力、その力を生かすことが人間の行う作業であります。そして、諸悪の根源は肥料であり、人間の努力であるといいます。それは、自然界の法則に逆らうことになり反自然行為になるからです。

この内容にふれて、私は「カインとアベル」の物語を理解することが出来ました。

アベルの気持ちになって、私は作物のことは微生物に全て任せて、微生物の管理を行いました。微生物の飼育係りです。

炭素循環農法では水田は地力と水力を生かします。土の中の微生物、水の中の微生物を活性化させてお米の場合は生育されます。

それに使われる資材は稲わらと稲株で、それが微生物の餌となります。そして環境を整えるのが水です。

自然農法の創始者である岡田茂吉は人口増加に対して責任がとれる農業こそ自然農法であると言われました。その理由は造物主の許しによって人口が増えるのだから、増えれば増えた分だけ食糧生産は可能となるそうです。

私は炭素循環農法を主宰される方から、反収15俵を目標にしなさいと言われました。

そして出来る限り手を抜けとも言われました。それでアベルのように、なれるのではと感じました。

以上、拙い内容では御座いますが、自分の思いをお伝えさせていただきました。

誠にありがとう御座いました。

最後に、これからも先生のご活躍は多くの方々に勇氣と智恵を与えてくれます。

ますます元氣な先生となられることと確信しております。

今後ともご指導ご鞭撻、よろしくお願い申し上げます。

                                       敬具

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