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2009年10月

リスボン条約発効へ

今朝、EU新基本条約(リスボン条約)発効への報道が流れました。
 
 記事の内容は以下のとおりです。

『 欧州連合(EU)の新基本条約「リスボン条約」の批准署名を拒否し、チェコに対する「例外規定」を設ける修正を要求していた同国大統領府は二十三日声明を発表し、EU側の対応に理解を示し、署名へ向けた妥協の意思を表明した。唯一の未批准国であるチェコのクラウス大統領が署名する見通しとなったことで、EUの新基本条約は発効に向けて前進することになる。

 声明は、EU議長国スウェーデンのラインフェルト首相からチェコ側の要求に沿った提案を受け取ったことを明らかにし「大統領が思い描くことと一致する提案で、大統領は今後も協調できる」との意向を示した。同大統領は、違憲審査申し立てで二十七日にも出る同国憲法裁判所の判断を待って署名するとみられる。憲法裁は昨年も同様の申し立てを棄却しており、請求を棄却する可能性が高いとみられている。

 一方、ラインフェルト首相は「二十九日からEU首脳会議が開催されることを踏まえ、議長国としてこの問題に取り組む」とコメントし、クラウス大統領の判断を歓迎した。』
(10月24日 東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009102402000070.html

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日本人たれ! 中川氏からのバトン

『 戦いに向けて―日本が危ないⅡ 平成21年8月17日

 この選挙の結果は、日本の運命を左右する。皆の努力が報われ日本が成長するか、暗黒の中でその場しのぎの日本になるか。累次の緊急対策で、株価は1万円を越えて安定し、4-6月のGDPも年率3.7%となり、海外からの日本の経済運営の評価も高い。この流れを絶対に変えてはならない。

 民主党の政策では、国家・歴史・伝統・文化が崩壊させられるし、安保保障政策もない。財源無視で、国民にはバラマキ、国は旧社会主義系公務員労組が全て支配する。ローマ帝国やナチス・ドイツの様な「パンとサーカス」、「アメとムチ」、毛沢東中国のような「ムチと貧困」の国家になってしまう。

(中略)

あと2週間で結果が出る。成長か、崩壊か。私の為の戦いでも、党の為の戦いでもない。日本の存亡をかけた戦いだ。しかし、戦い抜くしかない。 』
 ( 中川昭一公式サイトより )
 http://www.nakagawa-shoichi.jp/

 小生が以前から興味を抱いた若者が中川昭一氏について語られました。
 彼は、中川氏の「突然の死」について、彼独特の捉え方で興味ある話をされたのです。

 若者はそれは「不可解な死」と切り出してから、その言葉を訂正しました。

 そして、それは「象徴的な死」であったと改めました。

  ・・・冒頭の言葉は衆議院選挙を前にした中川氏の熱い言葉であります。  小生も中川氏は大好きで、真に日本の国益を優先した政策を考え、そして、毅然とした態度と礼儀正しさには、まさに日本が誇る政治家で、本来の日本人とはこのような方だと思っておりました。

 小生が興味を抱く若者も中川氏について、彼の凄いところは、あれだけ不当なバッシングを受けても一言も言い訳をしないところにあると言ったそうです。 それこそ中川氏は現代を生きる武士のような精神の持ち主であったのでしょう。

 しかし、中川氏が日本の危機について、いくら本当のことを語っても、その声はマスコミを通じて報じられることはありませんでした。
 これから近い将来に、日本が蹂躙される事態になることを、中川氏は完全に捉えていました。そして、その危険性を常に発信されていました。しかし、テレビや新聞の報道には一切そのような内容はなかったのです。

 それで若者は、この真実の訴えを知り得ていたのは、インターネットが自在に利用出来て情報収集を行い、さらに吟味できる能力を持つ若者世代だと言いました。

 しかし、若者はそのような「人類歴史上最大の貢献」の立役者が落選させられてしまったことや、突然の訃報に、彼独特の捉え方で、それは厳しい時代の予兆となるような、そんな「象徴的な死」であるという彼独特の思いに至ったのです。

 ・・・そして若者は述べました。

 『中川氏は落選したショックで死んだのではない。日本国と日本国民のために、妥協のない信念を貫き通し、一切言い訳もせずに、自らの生命を滅却させたのだ。
 これもマイケル同様、自殺でも他殺でもない儀式的象徴としての「死」といえる。
 中川氏は、自らの死をもって、私たちに「責任」というバトンを渡したのだ。中川氏本人は「我が人生に一片の悔いなし」と、堂々と天国へ旅立つことができる。
 しかし、問題は、そのバトンを手渡された私たち日本国民の側にある。
 このバトンのことを別の言い方で「見えない請求書」という。「北海道11区」には、日本史上かつてないレベルの「見えない請求書」が届くことになる。』 

 中川氏は無口で小さな声で話をされる方でありました。肝が据わっていて、人に細かな気配りができる、そのような「いい男」でありました。

 その若者は衆議院選挙において民主党を国民が選択したことを、これも彼独特の発想で「車のカーナビ」に例えました。
 そして、日本国民は「別ルート」検索によって茨の道を選択し、「神仕組」は「最悪の事態」となって、この日本にやって来ると述べたそうです。

 以下、それを紹介します。

 『「ミロクの世」への道程は、カーナビに例えることができる。ドライブの最終到達目標をセットすると、カーナビは瞬時に複数のルートを検索し、結果を示す。ドライバーは、任意にそれらのルートから、好みのものを選び、「ルート案内開始」となる。
 ドライブの途中で、気が変わり、ルートを外れた瞬間に、カーナビは再び瞬間的に別ルートを検索する。
 途中で、高速道路に入る場合もあるし、裏道を選択する場合もある。また渋滞する国道を走らされることもあるし、知っている道の場合もあれば、まったく知らない道の場合もある。
 この場合、高速道路は「善」でもなければ「悪」でもない。
 さらに三次元的には「渋滞」は「悪」と捉えがちだが、その渋滞にはまることで、最終到達時刻が早まるのであるならば、「渋滞」は決して「悪」ではなくなる。
 一つひとつの道路事情を細かく三次元的に見れば、人の心情がそれらを「善」とするし「悪」ともする。
 しかし、多次元的な視点、つまり、感情のない「最終到達目標」にさえ辿りつくことができるのであるならば、道中に待ち受ける様々な交通事情においては、「善」も「悪」も存在しないのだ。
 私たちは、日々生活する中で、つい目の前の出来事に心を奪われてしまう。
 そして、つい、自らの外側にその責任を見出そうとしがちである。

 民主党がこれから行おうとしていることは、三次元的に見れば、「日本国」を滅ぼす方向に作用する。
 高速道路は無料にはならないし、子供手当ても収入制限が現れるだろう。そして、まずは外国人参政権の導入と、対馬の韓国併合、さらには沖縄は日本から切り離され、中国の領土となる。そして、人権保護法案が可決され、歴史教科書は、村山内閣の時の内容に戻るだろう。
 また、当然の如く、天皇制に反対の立場なので、天皇制存続の是非にまで話は持っていかれるだろう。
 年金に関しては、民主党の支持母体は自治労などの官公労組であり、ずさんな年金管理を行い、左翼活動に明け暮れる勢力である。・・・』

 
 ・・・以上、まだまだ若者の言葉は続くのですが、今回は彼が言った「中川氏からのバトン」について考えてみたいと思ったので、それらの紹介に的を絞らせていただきました。

 そういえば今年2月にローマにおける、G7での中川氏の記者会見の報道には誠に忍びない思いをさせられました。
 マスコミは酩酊会見として中川氏をこき下ろし、国家の恥さらしのような扱いをしていました。
 実はあのとき、ヒラリー国務長官が来日していたことを知らなければなりません。
 彼女は表向きは新しく国務長官に任命された挨拶と北朝鮮の拉致問題などで来日したことになっていますが、真の任務はそんなものではなかったのです。
 彼女は日本にアメリカの財務証券を引き受けてもらうことが、本当の目的でありました。
 ところが、面と向かって断ることは日本の立場を考えると難しいことでありました。
 しかし、日本はこれ以上引き受ける余裕がありません。
 ですから断る口実を日本は是が非でも探さなければならなかったのでしょう。

 ・・・中川氏はそのとき、金融財務大臣でありました。
 それで、日本のエスタブリッシュメントの意向もあって、彼は失態を演じました。
 それで、日本政府はヒラリーの申し出を断ることに成功したのです。

 しかし、酩酊会見の席上で彼はもうろうとはしていましたが、記者団からの質問に対して、意見をきちんと述べられていました。
 薬によってうまく言葉を話すことは出来なくても、その内容はしっかりとしたものであったことは動画を見ても分かります。
 
 ですから、彼はそのような失態になった意味を彼自身で把握されておられたのです。
 ですから、彼は我々日本人と日本のために何の言い訳もすることなく、固く口を閉ざしたのです。

 
 ・・・彼が残したバトンの重さを私たちは知らねばなりません。
 本当に日本が好きならば、彼の心がわかるはずだと思われるのです。

 彼はまさに神風のように、自らの命を贖いとして、天に帰って逝かれたのです。

 http://www.youtube.com/watch?v=Nw7HbS1VC0c

 

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人間とは何か

日本の政権交代と共に、世界の政治も大きな変化が見られるようです。

 新聞やテレビでは毎日主だったニュースが流されていますが、やはり日本国内で暮らす大半の人々は、なかなか世界の出来事には、あまり関心がないようです。

 その中でアメリカのオバマ大統領がノーベル平和賞を受けたことは、大きなニュースとなりました。
 そして報道によれば、ノルウェーのノーベル賞委員会は「核なき世界」の実現に向けた構想と努力を高く評価し、今後の国際的な協調や気候変動などの問題に前向きに取り組んでもらうための意味も込めて、彼に名誉を授けたそうです。

 ・・・ところが、聖書はあたかも冷めた目で、人間の本質を語っていました。 それが新約聖書に記された「ローマ人の手紙」を見ると分かるのです。

 『 それは、次のように書いてあるとおりです。
 「義人はいない。ひとりもいない。
  悟りのある人はいない。神を求める人はいない。
  すべての人が迷い出て、みな、ともに無益な者となった。
  善を行う人はいない。ひとりもいない。」 (詩篇14・1-3)

 「彼らののどは、開いた墓であり、彼らはその舌で欺く。」(詩篇5・9)

 「彼らのくちびるの下には、まむしの毒があり、」(詩篇140・3)
 「彼らの口は、のろいと苦さで満ちている。」(詩篇10・7)

 「彼らの足は血を流すのに速く。彼らの道には破壊と悲惨がある。
  また、彼らは平和の道を知らない。」(イザヤ59・7,8)

 「彼らの目の前には、神に対する恐れがない。」(詩篇36・1)』
  (新約・ローマ人の手紙 3章)

 
 この、ローマ人の手紙も今から2000年前に「テサロニケ」を書いたパウロが残したものでありました。

 それで、パウロは「世界の全ての人々が罪の下にある」として旧約聖書の部分々々を引用されて新約の中に記しました。

 聖書的な発想とはヒューマニズムではありません。ですから「人間とは何か」という問いに対して、聖書は明確なまでに、それは「悪」だと教えているのです。

 そして、この「ローマ人の手紙 3章」は、旧約聖書の中からの引用がされていることから、ユダヤ教や、イスラムやキリスト教を信奉されている人々たちにまで、浸透していることが分かります。
 ですから、このようなことは聖書的な発想で捉えると建前でしかないということが見えてくるのです。

 また、ノーベル賞にしても、オリンピックや万博にしても、その権利はいったい誰が持っているのでしょうか。
 結局はそれらの権利を有するグループも、EU合衆国を築こうとしている、グループの傘下に属しているからこそなのです。

 そのような事柄を知ってしまうと、オバマ大統領のこれからの政治が、本当にアメリカの国益に貢献出来るものになるのか。そんな疑問を抱かされます。そして彼は今年1月の就任から自分のやろうとしたことを実現させることは出来ませんでした。
 そして、その同じ時期にリスボン条約が大きく進展したことと無関係ではなかったのです。

 EU、合衆国が成し遂げられれば、当然、経済の中心はEUとなり、世界の覇権は移ります。
 しかし、経済力だけではその運営は成り立ちません。
 軍事的にも強くなければ、世界の覇権は握れないからです。

 欧米諸国には北大西洋条約機構(NATO)という軍事同盟があります。この組織はアメリカを中心に結成された組織ですが、どうも今回、彼に大きな名誉が与えられたことと、NATOの動向については関連しているようにも思えるのです。
  
 すると彼の功績は、「核なき世界」の実現ではなく、別のところにもあったということになります。

 さらに、そんな考えをを発展させると、今回のノーベル平和賞の授与というものは、彼がアメリカのための政治をしなかったことに対する彼らからの報酬であったということになります。
 そして、彼らはオバマ大統領をも利用して、世界の覇権をヨーロッパに移そうとしていることを感じさせてもくれるのです。  

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EUの父 クーデンホーフ・カレルギー

鳩山総理の高い理想と題して読売新聞のウェブ版に以下のように書かれていました。

「 鳩山首相の高い理想、「友愛」は世界で通用?

 21日夜(日本時間22日午前)、ニューヨークで中国の胡錦濤国家主席との会談を終えた鳩山首相は、記者団に自ら結果を伝えた。

 「自分が描く『友愛精神』にのっとった国際関係の話を申し上げた」

 日中両国が違いを乗り越えて信頼関係を構築し、それを軸に東アジア全体の「共同体」を構想したい。日本をたつ際、「一番大事なことは、他の首脳の方々に信頼していただくこと」と謙虚に語った首相だが、米国到着から約2時間半後に臨んだ首脳会談では、「鳩山カラー」全開で外交デビューを飾った。

 「気候変動」「核軍縮」がテーマの国連の各会合での演説も、高い理想を掲げる「鳩山カラー」が彩る。2020年までに温室効果ガスを1990年比で25%削減し、「核兵器のない世界」も実現――。いずれも、世界が違いを乗り越えられない難題で、日本が主導的役割を果たそう、という野心的な思いがこもる。

 こうした外交姿勢の根幹にあるのが、首相が「政策を決めるときの判断基準」と語る「友愛」の精神だ。

 「欧州統合の父」とされるオーストリア貴族のクーデンホーフ・カレルギー伯が説き、首相の祖父・鳩山一郎元首相がその精神を引き継いだという「友愛」について、首相は「価値観の違う人や国に対し、敵視ではなく、信頼醸成を図るものだ」と説明する。

 民主主義など共通の価値観に基づいた「価値観外交」を掲げた麻生前政権とは一線を画すアプローチだ。

 だが、「アジア共通通貨」や東アジアの恒久的な安全保障の枠組み創出をめざすとした首相の就任前の論文は、「米国離れ」「脱米入亜」などと報じられた。新政権が、日米地位協定や在日米軍再編の見直しを掲げていることもあり、米国が首相に向ける視線には、期待と警戒感が入り交じる。

 一方、「友愛」外交が、中国との間でくすぶる東シナ海のガス田開発問題や、ロシアとの北方領土問題などの懸案解決に、どこまで有効かは未知数だ。21日の日中首脳会談で、首相は「友愛の海にしたい」とガス田共同開発のための条約交渉に応じるよう促したが、胡主席は「平和・友好・協力の海にしたい」と同じく抽象的な言葉を返しただけで、言質は与えなかった。

 「友愛」は、国際社会の冷徹な現実に風穴を開けるのか、それとも単なるユートピア思想に終わるのか。就任後わずか1週間の初舞台が、その試金石となる。
(2009年9月23日09時36分 読売新聞) 
 
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090923-OYT1T00073.htm


この記事の中で注目するところは鳩山総理の掲げる「友愛」は祖父一郎氏の意志を受け継いでいることと、その原点が「欧州統合の父」とされるオーストリア貴族のリヒャルト・クーデンホーフ・カレルギー伯爵から生まれているというところだと思います。

 
 リヒャルト・クーデンホーフ・カレルギーの母親はかの有名なクーデンホーフ光子で、定かかどうかは別として香水Mitsouko のモデルになったといわれている青山光子でありました。
 彼女は1893年、周囲の反対を押し切って当時のオーストリア・ハンガリー帝国から東京に駐日代理大使として赴任したハインリヒ・クーデンホーフ・カレルギーと結婚し、その三年後に夫の祖国に渡ります。
 彼女には7人の子供が授かりますが、その中の次男として生まれたリヒャルト・クーデンホーフ・カレルギーこそ今日のEU統合の礎を築いたEUの父と呼ばれる人物なのです。

Image5201

上の写真は10月1日、首相官邸で開かれた日本・オーストリアの首脳会談での一コマです。
 鳩山総理が一冊の書物をオーストリアのフィッシャー大統領に贈呈された写真ですが、実はこの書物は祖父一郎氏がリヒャルト・クーデンホーフ・カレルギーが執筆した「自由と人生」を日本語に翻訳された書物でありました。

 祖父鳩山一郎氏はFMのグループに属した人物でありました。そして、そのグループへ導いた人物が、リヒャルト・クーデンホーフ・カレルギーであったのです。

 鳩山総理が何故、日本語で書かれた書物をオーストリア大統領に贈呈する必要があったのか、日本語で書かれた書物など、当然読むことは出来ない書物であるからです。
 
 EU合衆国と東アジア共同体、そこに共にFMのメンバーであった両国の今は亡き著名人の意志が受け継がれている。

 思えば1923年、日本では関東大震災が起きた年にリヒャルト・クーデンホーフ・カレルギーは「汎ヨーロッパ主義」を著しました。
 そして時代の変遷と共に、まず1951年4月に欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)が設立されます。
 それが1957年3月には欧州経済共同体(EEC)に、さらにはベルリンの壁が崩壊して、1992年2月には欧州連合(EU)が創設されました。
 そして、1993年11月に欧州連合の条約を定めたマーストリヒト条約が発効され、1999年1月に欧州単一通貨ユーロの登場となるのです。
 このような欧州においての歴史的な出来事の出発点を考えたとき、リヒャルト・クーデンホーフ・カレルギーの功績は偉大なものであったのでしょう。
 そしてリスボン条約の批准を受けて時代はEU合衆国という最終段階である政治統合が成し遂げられていくのです。

 もう一度お伝えさせていただきますと、そのような時代の動きの中で、鳩山総理は何故、今回オーストリア大統領に祖父一郎氏の翻訳された書物を渡す必要があったのか。
 
 これが彼らグループ内の「儀式」ならば、欧州と日本で起きていることは単なる相似性というものではなく、意図的なものであると捉えることが出来るのです。

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神への挑戦

 まず、旧約聖書ダニエル書の第7章をご覧下さい。
 
 http://www.tuins.ac.jp/~takao/cgi-bin/biblesearch.cgi?word1=dan+7:1-&dspnum=11&ver=2

 これは2800年前にダニエルという預言者が夢で知らされたことを記録したものですが、ここで現れる第四の獣と呼ばれるものが、古代ローマ帝国の復活を意味していると、いわれています。
 (ちなみに、この7章に人間の目のような目があり云々、という箇所がありますが、これはフリーメーソンを指しているかも知れません。) 

 しかし日本人は聖書に馴染みが薄いため、そして多くの人々は宗教的な書物と捉えているために、あまり知られていないようです。

 小生は聖書という書物は宗教のみではないということを知ってから、聖書に興味を持ちました。
 それは世界最古の書物であって、それは植物で例えると根っこの部分で、そこから政治、経済、文化、芸術、宗教、科学、思想など、あらゆる分野の土台となって、世界に伝播されたものだと教えていただいたからでした。

 ですから宗教の書物という捉え方は大きな間違いとなるのです。

 また、日本人的な発想で欧米人やイスラム諸国の人々の考え方を捉えることは出来ません。また、同様に中国や韓国人の考え方を捉えることは出来ないのです。

 一般的には旧約聖書からユダヤ教、イスラム教、キリスト教が生まれているといわれています。
 しかし、日本の神道や仏教においても、その影響を受けていると思われる部分が多々あります。

 それで、聖書に馴染みの深い欧米人の多くは、時代は始めがあって終わりがあるという観念を持っています。終末思想というものはそこから生まれたものであるようです。
 ところが日本的な考えでは時代は移り変われども、また元に戻るという循環的に捉えます。
 この違いがあることから、日本では終末思想というものが、理解し難いようなのです。

 そして聖書に馴染みが深い人々は聖書を「世界の時計」として捉えます。聖書に記録された事柄が、いつの時代を指しているのか。そして始まりから終わりの時代へ向かう流れの中で、「今」はどの辺りにいるのだろうか、・・そのようなことを考えるのです。

 そのような観点でダニエル7章を捉えると、古代ローマ帝国の復活は終末の時代が近づいたことを示すサインとなるようです。

 そして、その復活の前後に来るものが新約聖書の最後に書かれた黙示録の時代とされているのです。

 話は変わりますが、EUが今回のリスボン条約に向けて最初に会合を開いた場所はギリシャのテッサロニキという所であったと聞きました。
  
 http://74.125.153.132/search?q=cache:1fg6LKkgSCgJ:www.jetro.go.jp/world/europe/eu/basic_02/+%E3%83%86%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%AD%E3%83%8B%E3%82%AD+%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%9C%E3%83%B3%E6%9D%A1%E7%B4%84&cd=1&hl=ja&ct=clnk&gl=jp
『上のサイトより一部を抜粋
 •2003年6月19〜20日、EU首脳会議(欧州理事会)、ギリシャ・テッサロニキで開催。「欧州の将来に関するコンベンション」提出のEU憲法草案を基本承認。移民・国境管理など人の自由移動に関する共通政策、EU 拡大、キプロス問題、西バルカン諸国との関係など、幅広い分野について討議。』
 
 
 それでテッサロニキという地名をインターネットで調べたら以下のようなことが書かれていました。

 「テッサロニキはアレキサンダー大王の古代マケドニア王国の中心地でもあり、大王ゆかりの遺跡をつないだ"アレキサンダー大王街道"をたどってみても、興味深い旅行となります。その上、ヨーロッパで最も早くからキリスト教が伝えられた地域で、原始キリスト教以来の宗教遺跡や宗教建築に貴重なものが数多くあります。
 現代のテッサロニキはモダンな商工業都市で、国際会議や国際見本市が度々開かれ、ビジネス客も多く集まってきます。」
 (ギリシャ政府観光局より)

 
 このギリシャのテッサロニキという地名はテサロニケとも呼ばれます。そして新約聖書にテサロニケ人の手紙 第二には以下の事が書かれていました。

 『 だれにも、どのようにも、だまされないようにしなさい。なぜなら、まず背教が起こり、不法の人、すなわち滅びの子が現れなければ、主の日は来ないからです。
   彼は、すべてを神と呼ばれるもの、また礼拝されるものに反抗し、その上に自分を高く上げ、神の宮の中に座を設け、自分こそ神であると宣言します』(テサロニケ第二、2章3、4節)

 『 不法の人の到来は、サタンの働きによるのであって、あらゆる偽りの力、しるし、不思議がそれに伴い、また、滅びる人たちに対するあらゆる悪の欺きが行われます。なぜなら、彼らは救われるために真理への愛を受け入れなかったからです。
   それゆえ神は、彼らが偽りを信じるように、惑わす力を送り込まれます。それは、真理を信じないで、悪を喜んでいたすべての者が、さばかれるためです。 』(テサロニケ第二 2章9~12節)

 ・・・以上のように、テサロニケ第二には、やがて現れる独裁者とも言える人物のことが書かれていて、その独裁者が登場しなければ、次の時代への移行が始まらないと記録されているのです。
 そして神の宮の中に座を設けて、そこで我こそが神である宣言をするという部分を、多くの人々は中東和平の実現と、その後のエルサレムの神殿においての、その独裁者の豹変を告げているものと捉えています。

 そのような事柄や今回のリスボン条約へのEUの取り組みを見た場合、何故、ギリシャのテッサロニキにおいて、いちばん最初の首脳会議が行われるようになったのか、それはある意味因縁のようにも思えますし、EU合衆国を目指す者の神への挑戦のようにも感じ取れます。

 日本人はその多くが農耕民族で、「下座の行」を知っています。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉もその行いの美しさを伝える言葉であるのでしょう。
 そして聖書の中にも「高ぶる者は退けられる」とか「傲慢は滅びに先立つ」という言葉があります。
 
 新約聖書テサロニケはパウロという預言者が2000年前に記録したものですが、このパウロという人物は、サンヘドリンに属する人物でありました。
 サンヘドリンとはイエスを憎むユダヤの律法学者で、十字架に追いやった張本人でありましたが、このパウロに関しては、その立場を自ら戒め、イエスを受け入れた人物でありました。
 そのパウロがテサロニケに「不法の人の到来はサタンの働き」と記されたのです。

 もし、彼らの知恵の出所がパウロの告げた通りであるなら、彼らはある意図を持ってギリシャのこの地を選択したことになるのでしょう。
 しかし、それが何を意味していたかは、既に暴露されたことにもなります。

 このように聖書というたった一冊の書物を通して世界の動きを見たときに、ある種の符号のようなものを感じてしまうことがあります。
 それは、まさに不思議な書物でもありますが、この書物がベストセラーとして存在していることは認めざるを得なければなりません。

 そして、この書物が埋もれることなく、現代に至るまで存在してきたということは、そこには深い意味合いが込められていたことを知ることにも繋がりますし、馴染みの深い人々は、おそらくこのような発想を抱かれていると思われるのです。

 それで前々回から日記に書かせていただいた事柄は、そのような観点を元にしました。

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アイルランドとリーマンショック

アイルランドは大西洋の北東部に位置した人口約450万人の国です。
 その大半は敬虔なキリスト教徒、そしてアイルランド人はアイリッシュと呼ばれています。
 アイルランド人の先祖はケルト人、白人ではありますが、お隣のイギリスとは人種が違います。それでイギリスの植民地でもあったことから、アイルランドの人々は反英感情を抱いています。

 小規模国家で産業は乏しく、かつては農産物ではジャガイモと放牧を中心とした貧しい国でありましたが、160年くらい前にその基幹作物のジャガイモが疫病に襲われる「ジャガイモ飢饉」が起きました。
 この飢饉により約100万人の餓死者が出ました。そして150万人ほどの人々はアメリカ大陸へ移住をされたのです。

 彼らはアメリカに移住するとき、一旦イギリスのリバプールに立ち寄ってから、アメリカ大陸へと渡っていったそうですが、反英感情を抱きながらもその地に土着したアイルランド人もいたそうです。
 そして、そのような中から生まれた有名人にビートルズや、ウォルトディズニーがいるそうです。

 それでビートルズが女王陛下からサーの勲章を授与された話は有名ですが、そのときジョン・レノンは反英的にイギリス人の受勲者に対して以下のように感想を述べたそうです。

 「私たちは世界の多くの人々に喜びを与えたことによって勲章をいただいた。しかし、イギリスの受勲者は世界の多くの人々を殺したことによって与えられた。」・・・と。

 このような発言から見てアイルランド人全体は反英感情を持っています。それでジャガイモ飢饉によって祖国を捨てなければならなくなってしまったとき、僅か70km向こうにはイギリスがあるにも拘らず、彼らはそこに救いを求めずにアメリカ大陸へとかすかな希望を持って渡りました。
 
 アイルランドは貧しい国でありました。そんなアイルランドが急速に経済成長を遂げるようになったのは1990年代に入ってからのことでした。
 EU統合やアメリカなどへの金融投資により外貨を獲得し、世界においても最も経済成長を成し遂げるほどの勢いを見せたのです。

 その経済成長に翳りが見え始めたのが、サブプライム問題が起きた頃でした。一方そんな時期に欧州諸国ではEU新基本条約調印に向けての新たな動きが始まりました。
 当初に言われた「EU憲法」という名称を改めて、その代替策として、「条約」という名に言い換えられたのです。
 それで欧州各国では批准へ向けた動きとなり、2009年1月にはEU大統領職が創設され新体制に移行する計画で進められてきたのです。
 ところが、その頃よりアイルランドが批准するかどうかについては疑問視されていたのでした。
 そして、昨年6月、アイルランドは国民投票の結果からEU条約を否決しました。
 サブプライム問題で経済的には大きな打撃を蒙りながらも、アイルランド国民の感情としては、その思想的な相違から受け入れることが出来なかったのです。

 ・・・そしてそれから3ヶ月後、リーマンショックが起きるのです。

 このリーマンブラザースの破綻は世界的な経済不況を招きましたが、アイルランド国内においては死活問題となったのです。

 あたかも「溺れる者は藁をも掴む」という言葉のように、アイルランドはそのときから自国の思想的な主張の見直しを開始しました。そうしなければ、経済的にアイルランドは生き残ることが出来なくなってしまったからです。
 そして、その結果が再国民投票での批准合意でありました。

 ・・・このような欧州においての歴史上初の取り組みへと向けた流れの中で、それぞれの国の主張を一つに向けることは、相当な困難を要します。しかし、リスボン条約への道筋はあくまでも合法的というか、表向きは傲慢な力によるものではなく、合意することが最善策であるかのようにゆっくりと着実に推し進められてきたかのようです。

 それが自然の流れなのか、それとも作為的な演出なのか。
 それは誰にもわかりません。

 しかし、時代は大きな変化を見せています。そして、歴史的なクライマックスの時代を私たちは生かされているかも知れないのです。
 

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日本のゆくえ、世界のゆくえ

さて、アイルランドの批准合意から10日ほどが過ぎて、リスボン条約批准に向けての残る国はチェコ一国となりました。

 しかし、チェコの場合は上下両院ともで批准の承認は成立されているはずなのですが、クラウス大統領の派閥に属する上院議員が「リスボン条約は違憲」との申し立てをチェコ憲法裁判所へ申請してしまったことから、批准の手続きに遅れが生じているようです。
 また、元々欧州各国はそれぞれの国において古い歴史や文化、伝統などの特色があることから、それらを捨ててひとつになるという決断は下せないものでもあるのでしょう。それでこの条約の流れを調べると多くの年月が費やされてきたようです。

 そして残されたチェコについての報道では、クラウス大統領は、リスボン条約が発効すれば第二次大戦後のチェコスロバキア(当時)で国外追放したドイツ人から財産補償を請求される恐れがあることを懸念して、欧州市民の資産所有権などを定めるEU基本権憲章の適用の除外を強く要求しているようで、これの合意を得ることが批准の条件とされたようです。
 しかし、26カ国はすでにリスボン条約を批准し、チェコ上下両院も批准を承認済みのために、再批准の手続きが必要となる条文修正は事実上、不可能な状態です。
 それで、今月29、30日にブリュッセルで開かれるEU首脳会議においてチェコに対する憲章の一部適用除外を認める宣言を出される模様で、後日、条約の追加議定書とする案が検討されているとのことです。

 そのような中、本日夕方のネット報道によると、欧州連合(EU)のバローゾ欧州委員長とチェコのフィシェル首相が13日、ブリュッセルで会談を行い、リスボン条約の対応を協議された模様です。
 そして、その後の記者会見でバローゾ氏は「条約批准の遅れはチェコのためにならない」と述べ、条約批准の署名に難色を示すチェコのクラウス大統領を強くけん制したとのことでした。

 どちらにしても次第に高まってくる圧力にチェコは耐えきることが出来ない状況になってしまうと思われます。

 欧州連合の動きとしては今月初めのアイルランドの批准合意を受けたことで、遅くとも今月末までには欧州大統領の選出を決める方向で動いています。
 その候補としては現在のところイギリスのブレア氏が有力と囁かれているようですが、全く白紙の状態のようです。

 そのような欧州の動きが密かに報道される中で、日本においても東アジア共同体の設立という、今までになかった動きが着々と歩みを進めているようです。

 あたかも相似性を持つかのような欧州のゆくえと日本、そして東アジアのゆくえは一体何を意味しているのか、そしてどんな結末になっていくのか、表向きに捉えると、グローバリゼーションに対抗した多極化のように思われます。
 しかし、そこには何かが隠れている。そんな雰囲気が漂うのです。

 今、アメリカは衰退の一途です。それで希望に応えられるかのように登場したオバマ大統領は、結局何も出来ないようです。
 資本主義の牽引車であったアメリカ、そしてその象徴であったGMがもはや国営化されていることから、アメリカの終わりが垣間見えます。

 そして、時代は物凄いスピードで変化している感があります。
 これから、EUがその頭角を現すのか、それらの動きが見え始めたとき、東アジア共同体の本当の意味が見え始めるのかも知れません。

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炭素循環農法・稲作での感想

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10月11日、今年最後の稲刈りを行いました。

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(稲刈り後、影になった圃場がお気に入りの圃場でした)

 
 この三枚の田んぼは合計5.5反ほどになりますが、畦の分を差し引くと約5反になります。

 この三枚の中の細長い田んぼが小生が気になっていた田んぼでありました。
 何故かと言いますと、ここだけワラを燃やさなかった・・・、というか、この田んぼは影になるのが早くて田んぼの乾きが遅く、燃やそうとしたときにワラが湿っていて燃やすことが出来ずに田植えに至った唯一の圃場であったからです。

 それで2台の乾燥機の内、片方には3反の田んぼで収穫したお米全量を入れ、残りの2枚2反分のお米は別の乾燥機で、乾燥していただきました。
 そして、昨日籾摺りを行ったのです。

 その結果、まず3反の方の収量は計17俵で反収約5.5俵であることが分かりました。
 
 実はいちばん最初キヌヒカリで反収6.5俵の収穫があったことを報告しましたが、その次は反収6俵、そしてヒノヒカリに変わってからは5.5俵と収量は下がってしまったのです。

 そして最後に、この3枚の田んぼに期待したのですが、3反の圃場は収量に限って寂しい結果となったのです。

 最低でも5反で30俵はあってほしいとは思いましたが、この結果が分かったときに、半ば諦めてしまったのです。

 そんな寂しい気持ちのまま、残りの2反のお米の籾摺りが始まりました。そして、3反の田んぼと同じような結果ならば、2反で12俵はいかないだろうなと思っていたら、最後の最後というところに至って嬉しい誤算となったのです。

 終わってみたら2反で14俵と余り10kgほどの収量がありました。

 それで、この2反の収量を単純に平均すると、反収7俵になりますが、ワラを燃やしてしまった3反の圃場の反収が約5.5俵であったことから、ワラを燃やしてしまった1反の圃場は、おそらく同じ収量に近かったのではないかと思えたのです。
 そうなると残りの1反で8俵から8.5俵の収穫があったことが覗えるのです。
 そして、くず米が今回は5反で120Kgあったことです。
「もし、このくず米が大きくなっていたならば、反収10俵になっていたかも知れないな。」と松沢さんの言葉です。
  
 最後の最後になって、初めての無肥料栽培、林さんの言われる炭素循環農法において、次年度に希望が繋がる結果を体験することができました。やはり、気になっていた圃場は期待を裏切らなかったのです。
 そして何よりも嬉しかったことは、この結果に松沢さんが、大変興味を示されたことでした。
 来年、新たに炭素循環農法に取り組まれる方が増えました。

 手間が省けて、経費が省ける。それで8俵以上の収量が見込めるならば、こんなありがたいことはありません。
 しかし、林さんは15俵を目指せと仰いました。
 
 来年の稲作がとても楽しみになりました。

 ありがとうございました。

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無肥料栽培の強さ

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台風が過ぎ去ってすぐに田んぼに行きました。

 どれくらい稲が被害を受けたのか、それがとても気がかりでした。
 
 ・・・・・ところがです。

 稲は倒れずにあの強風の中をずっと踏ん張ってくれたのです。

 いちばん上の写真の手前一部が倒れ掛かった状態ですが、稲たちはなんとか持ちこたえてくれました。
 心の底から稲さんに御礼を致しました。

 雨量も凄かったようです。

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完全に水を落としていたのですが、上の写真のようにたくさん圃場には水が溜まり、水尻に向かって勢いよく流れ込んできています。

 付近の田んぼを見に行くと一部の圃場は悲惨な状態になっていました。

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水がついているところに倒れた稲は放っておけば発芽します。
 約半年もの間、時間をかけて育ててきて、たった一度の台風でこのような姿に至るとは、本当に見るに忍びなく、自分も切なくなりました。

 
 今年初めて無肥料栽培に取り組んで、色んなことを学びました。
 それについては、後ほど日記に書こうと思っていますが、何と言ってもいちばんの違いは稲の美しさではないかと思いました。
 台風の直撃を受けながらも、黄金色に輝く稲の姿。

 本当に見事な美しさです。

 これが無肥料栽培のなせる業なら、多くの人に知らせたい。
 またひとつ貴重な体験を台風を通じて学びました。

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台風を前にして

拝啓
 美しい本格的な秋の到来でございます。
 丹波・篠山では米の収穫は完了致しました。
 そのような中、お元気でお暮らしのことと思います。
 さて、先日は素晴らしい新米をお送りくださいまして、誠に有難うございます。
 生命溢れた、輝いているお米に感動致しております。
 貴方様のお気持ちが、これらの玄米から響きわたってきているように感じます。
 ご苦労様でございました。そのお心は、その愛情がこの素晴らしいお米を育てたのでございましょう。
 貴方様がカインとアベルのことをお手紙で書いてくださいました。
 小生は感動の内に読ませていただきました。
 まさにその通りでございます。人間の傲慢な知恵が、人間の自分を過信する心がこの世の中を破壊に導いているように思います。
 人類は大きく頭を打たなければ、なかなか真実に目覚めないようでございます。
 しかし、すでに目覚めた方々がいます。アベルのように創造主なる神の御手にすべてを委ねるという生き方でございます。
 そのことについて貴方様は素晴らしい文章を書いてくださいました。
 すべてが感動的でございます。有難うございました。どうか今後も健康にご留意され、大いに頑張ってください。
 貴方様にかつて紹介した福長様も、今収穫の秋で頑張っておいでのようでございます。
 福長様からサツマイモを買わせていただきました。
 それらのサツマイモも貴方様と同じように愛情が注がれ、そして創造主なる神の法則の中で作られたサツマイモでございました。
 ご両人ともいっそう神の祝福の中で前進されていかれることを願ってやみません。
 人生とは、本当はなんと気軽な、なんと喜び溢れたものではないかと思います。
 またお目にかかれることを楽しみに致しております。
 有難うございました。
                  敬具

 
 先日、小生がいちばん尊敬している方からお手紙を頂戴致しました。
 
 思えば炭素循環農法へと導かれていく道筋の中で、大きなヒントを与えてくださった方であります。
 今、台風18号がとてつもない勢力をもって日本を縦断しようとしています。
 今年初めて大規模で稲作を経験し、そして残り5反ほど刈り取りできない状態のまま台風の直撃を前にして、稲に対する百姓の気持ちが実感できるようになりました。
 昨日も今日も、その圃場で稲に声を掛けました。
 でも、人間よりも稲のほうが自然界のことは知り抜いているようです。
 私は彼らを防ぐことが出来ません。
 あるがままを受け入れる。それが稲たちの考えであり、自然の姿でもありました。

 話は変わりますが、先日EU新基本条約の批准に合意しなかったアイルランドが、国民投票を行ってその考えを改めました。
 この結果からEU諸国はひとつになり、米国に代わって世界の中心的な位置づけがなされ、世界政府的な役割を果たすようになるのでしょう。
 その中で、他の諸国は各ブロックに分類され、日本では鳩山構想が実現し、近い将来に東アジアブロックの中に組み込まれていくものと思われます。
 そしてEU合衆国の下に各ブロックが形成されてグローバル社会がより鮮明となり、また、ユビキタス社会の実現ともなるのでしょう。

 でも、戴いたお手紙に書かれているように、最初からアベルのような生き方が出来れば、このような社会の実現など不必要なものであることが分かります。
 そして、天は災いを与えることはなく、穏やかな中で人々は生活が出来るのでしょう。
 でも、それが神にはなれない人間の愚かさ故かも知れません。
 

 今回やって来る台風18号はそのような激動の時代の到来を告げる象徴として天が与えた災いなのかも知れません。
 666から567へと激動の後に、神による一厘の仕組みが組まれているなら、10月8日に本州を突き抜ける台風18号というその数字を読み取りなさいと、あたかも告げているかに思われるのです。

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