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炭素循環農法・稲作での感想

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10月11日、今年最後の稲刈りを行いました。

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(稲刈り後、影になった圃場がお気に入りの圃場でした)

 
 この三枚の田んぼは合計5.5反ほどになりますが、畦の分を差し引くと約5反になります。

 この三枚の中の細長い田んぼが小生が気になっていた田んぼでありました。
 何故かと言いますと、ここだけワラを燃やさなかった・・・、というか、この田んぼは影になるのが早くて田んぼの乾きが遅く、燃やそうとしたときにワラが湿っていて燃やすことが出来ずに田植えに至った唯一の圃場であったからです。

 それで2台の乾燥機の内、片方には3反の田んぼで収穫したお米全量を入れ、残りの2枚2反分のお米は別の乾燥機で、乾燥していただきました。
 そして、昨日籾摺りを行ったのです。

 その結果、まず3反の方の収量は計17俵で反収約5.5俵であることが分かりました。
 
 実はいちばん最初キヌヒカリで反収6.5俵の収穫があったことを報告しましたが、その次は反収6俵、そしてヒノヒカリに変わってからは5.5俵と収量は下がってしまったのです。

 そして最後に、この3枚の田んぼに期待したのですが、3反の圃場は収量に限って寂しい結果となったのです。

 最低でも5反で30俵はあってほしいとは思いましたが、この結果が分かったときに、半ば諦めてしまったのです。

 そんな寂しい気持ちのまま、残りの2反のお米の籾摺りが始まりました。そして、3反の田んぼと同じような結果ならば、2反で12俵はいかないだろうなと思っていたら、最後の最後というところに至って嬉しい誤算となったのです。

 終わってみたら2反で14俵と余り10kgほどの収量がありました。

 それで、この2反の収量を単純に平均すると、反収7俵になりますが、ワラを燃やしてしまった3反の圃場の反収が約5.5俵であったことから、ワラを燃やしてしまった1反の圃場は、おそらく同じ収量に近かったのではないかと思えたのです。
 そうなると残りの1反で8俵から8.5俵の収穫があったことが覗えるのです。
 そして、くず米が今回は5反で120Kgあったことです。
「もし、このくず米が大きくなっていたならば、反収10俵になっていたかも知れないな。」と松沢さんの言葉です。
  
 最後の最後になって、初めての無肥料栽培、林さんの言われる炭素循環農法において、次年度に希望が繋がる結果を体験することができました。やはり、気になっていた圃場は期待を裏切らなかったのです。
 そして何よりも嬉しかったことは、この結果に松沢さんが、大変興味を示されたことでした。
 来年、新たに炭素循環農法に取り組まれる方が増えました。

 手間が省けて、経費が省ける。それで8俵以上の収量が見込めるならば、こんなありがたいことはありません。
 しかし、林さんは15俵を目指せと仰いました。
 
 来年の稲作がとても楽しみになりました。

 ありがとうございました。

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コメント

当地は昨夜の夜中に雨がふり、本日の稲刈りは早くても10時~しか出来ないのでコンピュータを覗いてみました。貴ブログに新しい記事がアップされてましたので読ませていただきました。
炭素循環農法(手抜き農法)は稲藁や籾殻をその土地に合う時期に鋤き込むことが大切だと言ってますね。
燃すのは環境にも悪いですし、微生物が直ぐには利用出来ない灰になっちゃいますので燃さないほうが良いですね。
参考になるかどうかわかりませんが、私の手抜き農法田の今までの収量(数値はすべて反当です)をお教えします。
コガネモチ田=1年目7俵、2年目6俵、3年目5俵割れ、4年目6俵、5年目7俵、6年目(本年)7.5俵超(=見込み)
コシヒカリ田=1年目7俵、2年目3俵割れ、3年目全休耕、4年目(本年)8俵超(=見込み)
コシヒカリ田の2年目は3俵割れ/反ですから悲惨ですね。
本年はまだ籾摺りしてないので見込み数値です。
土壌から肥料成分が抜け切るまでは減収するのかな・・・と私は感じています。

投稿: ふうちゃん農園 | 2009年10月14日 (水) 09時49分

ふうちゃん農園さま

データ、ありがとうございました。

林さんから、畑の場合は肥料分が抜けるまで、それ相応の年数が必要ですが、稲作の場合は毎年リセットできると聞いています。

しかし、貴殿のデータを拝見すると、貴殿が仰るように思われますね。

自分の場合は、当初は慣行農法で稲作を行う予定をしていたため、ワラを燃やしてしまったのですが、最後の圃場の結果から林さんが言われる形で行えば初年度からでも、何とかいけそうな感想を持ちました。

ただ、水管理の重要性を痛感しました。
それで、代掻きやその後の徹底した深水管理をいかに実現していくかに、様々な課題があることを知りました。

飼育係の立場に立てば、水田の場合は水管理です。
安定した水管理が収量増の要ではないかと感じました。

コメントありがとうございました。

投稿: げんき | 2009年10月15日 (木) 07時19分

水田が1年毎にリセット出来るというのは水の部分ですね。
土壌はそういう訳にはいきませんので、土壌に肥料成分が残っている間は根張りが弱くて、せっかくの水管理も稲が100%活用してくれないのではないか、と私は考えています。
土壌に肥料成分がある内は、稲が怠けるのではないでしょうかねえ(笑)

投稿: ふうちゃん農園 | 2009年10月15日 (木) 13時11分

ふうちゃん農園さま

>水田が1年毎にリセット出来るというのは水の部分ですね。

この点につきましては、小生は圃場全体がリセットできると捉えております。

・・・と、いうのは4月に林さんから直接稲作の要点をお聞きしてそのようなことを述べられていたからです。


たった一年ではありますが、今回の体験で、収量が少なかった圃場はやはり水管理がうまく出来ていませんでした。
また、ワラを燃やしてしまったところと、たまたま燃やさなかったところの圃場があったために、このような結果を体験することが出来たので、林さんの言われたことの裏付けがされたようにも感じました。


 でも、まだまだ一年目のことなので、来年の結果を見なければはっきりしないかも知れませんね。

コメントありがとうございました。

投稿: げんき | 2009年10月15日 (木) 19時39分

21年度の炭素循環農法産&魚沼産コシヒカリは結局9俵弱/反の収穫でした。
食してみましたら手前味噌かもしれませんが、炊き上がったご飯の1粒1粒がしっかりとしていて、輝き・弾力・滑らかさ・香り・味の良さに感動しました。
毎年すべての項目において向上が見られる炭素循環農法に改めて驚いていますが、5~7年は毎年向上し続けるのではないかと予想しています(笑)
当園のホームページオンラインショップに、このコシヒカリをアップしますので、限定販売で高価ですが、よろしかったらご注文ください(^-^)

投稿: ふうちゃん農園 | 2009年10月21日 (水) 21時15分

ふうちゃん農園 さま

そうですか、9俵もとれればまずまずですね。
自然の恵みに感謝ですね。

小生は魚沼産のコシヒカリは今まで一度も食したことはありません。魚沼といえば日本一の米どころ、その地で、しかも無肥料栽培で収穫されたお米ですから、さぞかし絶品なのでしょうね。
できるものなら一度は食してみたいものです。

コメントありがとうございました。

投稿: げんき | 2009年10月23日 (金) 08時59分

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