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人間とは何か

日本の政権交代と共に、世界の政治も大きな変化が見られるようです。

 新聞やテレビでは毎日主だったニュースが流されていますが、やはり日本国内で暮らす大半の人々は、なかなか世界の出来事には、あまり関心がないようです。

 その中でアメリカのオバマ大統領がノーベル平和賞を受けたことは、大きなニュースとなりました。
 そして報道によれば、ノルウェーのノーベル賞委員会は「核なき世界」の実現に向けた構想と努力を高く評価し、今後の国際的な協調や気候変動などの問題に前向きに取り組んでもらうための意味も込めて、彼に名誉を授けたそうです。

 ・・・ところが、聖書はあたかも冷めた目で、人間の本質を語っていました。 それが新約聖書に記された「ローマ人の手紙」を見ると分かるのです。

 『 それは、次のように書いてあるとおりです。
 「義人はいない。ひとりもいない。
  悟りのある人はいない。神を求める人はいない。
  すべての人が迷い出て、みな、ともに無益な者となった。
  善を行う人はいない。ひとりもいない。」 (詩篇14・1-3)

 「彼らののどは、開いた墓であり、彼らはその舌で欺く。」(詩篇5・9)

 「彼らのくちびるの下には、まむしの毒があり、」(詩篇140・3)
 「彼らの口は、のろいと苦さで満ちている。」(詩篇10・7)

 「彼らの足は血を流すのに速く。彼らの道には破壊と悲惨がある。
  また、彼らは平和の道を知らない。」(イザヤ59・7,8)

 「彼らの目の前には、神に対する恐れがない。」(詩篇36・1)』
  (新約・ローマ人の手紙 3章)

 
 この、ローマ人の手紙も今から2000年前に「テサロニケ」を書いたパウロが残したものでありました。

 それで、パウロは「世界の全ての人々が罪の下にある」として旧約聖書の部分々々を引用されて新約の中に記しました。

 聖書的な発想とはヒューマニズムではありません。ですから「人間とは何か」という問いに対して、聖書は明確なまでに、それは「悪」だと教えているのです。

 そして、この「ローマ人の手紙 3章」は、旧約聖書の中からの引用がされていることから、ユダヤ教や、イスラムやキリスト教を信奉されている人々たちにまで、浸透していることが分かります。
 ですから、このようなことは聖書的な発想で捉えると建前でしかないということが見えてくるのです。

 また、ノーベル賞にしても、オリンピックや万博にしても、その権利はいったい誰が持っているのでしょうか。
 結局はそれらの権利を有するグループも、EU合衆国を築こうとしている、グループの傘下に属しているからこそなのです。

 そのような事柄を知ってしまうと、オバマ大統領のこれからの政治が、本当にアメリカの国益に貢献出来るものになるのか。そんな疑問を抱かされます。そして彼は今年1月の就任から自分のやろうとしたことを実現させることは出来ませんでした。
 そして、その同じ時期にリスボン条約が大きく進展したことと無関係ではなかったのです。

 EU、合衆国が成し遂げられれば、当然、経済の中心はEUとなり、世界の覇権は移ります。
 しかし、経済力だけではその運営は成り立ちません。
 軍事的にも強くなければ、世界の覇権は握れないからです。

 欧米諸国には北大西洋条約機構(NATO)という軍事同盟があります。この組織はアメリカを中心に結成された組織ですが、どうも今回、彼に大きな名誉が与えられたことと、NATOの動向については関連しているようにも思えるのです。
  
 すると彼の功績は、「核なき世界」の実現ではなく、別のところにもあったということになります。

 さらに、そんな考えをを発展させると、今回のノーベル平和賞の授与というものは、彼がアメリカのための政治をしなかったことに対する彼らからの報酬であったということになります。
 そして、彼らはオバマ大統領をも利用して、世界の覇権をヨーロッパに移そうとしていることを感じさせてもくれるのです。  

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