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石の不思議を考える

大本教に「石がもの言う時が来る」という言葉があるそうです。

 小生はこの意味が何なのかは存じませんが、ことわざにも「石の物言う世の中」というのがあるそうです。
 その意味は、秘密が漏れやすいことのたとえで、物を言うはずのない石が物をいうほど、世の中では秘密が漏れやすいという意から、そのような言葉ができたそうです。

 石がものを言う・・・。
 そういえば、私たちはお墓参りに行くと、お墓の前で手を合わせ、ご先祖様と会話します。そのときにご先祖様が墓石に降りてこられるのでしょう。そして、日々の感謝を報告するのですが、単純にその様子を考えると、私たちは石と会話をしていることになるのです。

また、言霊的な見地から捉えると、石は医師や意志という言葉にも、何かしらの接点があるような気もするのです。

 それで最初に「石=医師」という観点から考えてみました。
 まず、日本は火山列島と呼ばれることから、全国各地には温泉があります。
 温泉は湯治場と言われるように、今で言えば病院のような役目を備えた場所でした。
 そして、温泉は鉱泉が湧くところで、鉱泉は治療成分がある水のことをいいます。鉱泉とは石の影響を受けた水。このようにやはり、「石は医師」でもあるようです。

次に「石=意志」を考えました。
今度は、それを聖書に記された事柄から、紹介したいと思います。

旧約出エジプト記には、祭司が身に付ける胸当てには必ず石をはめ込むように、以下の内容で記されています。
 『15 あなたはさばきの胸当てを、巧みな細工で作る。それをエポデの細工と同じように作らなければならない。すなわち、金色や、青色、紫色、緋色の撚り糸、それに撚り糸で織った亜麻布で作らなければならない。

16 それは、四角形で、二重にし、長さは一あたり、幅は一あたりとしなければならない。

17 その中に、宝石をはめ込み、宝石を四列にする。すなわち、第一列は赤めのう、トパーズ、エメラルド。

18 第二列はトルコ玉、サファイヤ、ダイヤモンド。

19 第三列はヒヤシンス石、めのう、紫水晶、

20 第四列は緑柱石、しまめのう、碧玉。これらを金のわくにはめ込まなければならない。

21 この宝石はイスラエルの子らの名によるもので、彼らの名にしたがい十二個でなければならない。十二部族のために、その印の彫り物が一つの名につき一つずつ、なければならない。』
(出エジプト記28章15-21)

以上が、石にまつわる部分ですが、この宝石がユダヤ12部族の名になるといわれていますので、各々の石についての部族名や石の効能などを以下に説明致します。

第一列
赤めのう(レッドアゲート)   ルベン族  勇気と行動力を身につけ、失敗や不幸にも負けず前進することを助ける。

トパーズ           シメオン族  問題解決を助け、芸術に関係している人に有用。消化を助け食欲不振に対処する。

エメラルド             レビ族  人生の不幸を克服する強い性格をもたらす。肝臓の解毒効果、リウマチと糖尿病の症状をやわらげる。記憶力の強化、表現力を助ける。

第二列
トルコ玉(ターコイズ)       ユダ族  内面の平静さをもたらし、創造的な表現を助ける。

サファイア           ゼブルン族  繁栄をもたらしあらゆる種類の恵みを引き寄せる。血管疾患に対処する。

ダイヤモンド         イッサカル族  勇敢さ、無敵性、不屈性をもたらす・創造力や創作力を刺激し、心の明晰性、悟りを助ける。

第三列
ヒヤシンス石(ジルコン)      ダン族  病気や怪我から身を守り、雷の被害から守る。良い眠りを誘う力があるため、旅の安全に使われた。

めのう(アゲート)        アセル族  血液を浄化し、解熱解毒の作用。精神安定的な働きをする。安眠効果あり。

第四列
緑柱石(アクアマリン・ベリル) ナフタリ族  心を鎮め、物事を正しく認識させ、知性を研ぎ澄まし混乱を解決する。未完結の事項に結論をもたらす能力がある。船乗りたちはお守りとしてこの石を携行。

しまめのう(オニキス)      ヨセフ族  忍耐力と精神力を高め、目標実現をサポートする。

碧玉(ジャスパー)     ベニヤミン族  正しい判断、行動力と勇気、情熱を引き出す。自分を変え、美しく輝きたい人に力を与える。


以上が、12の石についての説明ですが、これらのことから石には人間の肉体や精神に対して、何かしらの手助けをしてくれる、そんな事柄について、ふれられていることを知ったのです。

また、後の時代へ語り継ぐような意味合いで、石に文字が刻まれる石碑というものを考えると、「石は意思を伝達する」という、手段で利用されていたことが分かります。

有名なところではモーセが神と交わした十戒は石板でありました。
さらに、旧約ヨシュア記には以下のように記されていました。

『22 それでヨシュアは民に言った。「あなたがたは、主を選んで、主に仕えるという、自分自身の証人である。」すると彼らは、「私たちは証人です」と言った。

23 「今、あなたがたの中にある外国の神々を除き去り、イスラエルの神、主に心を傾けなさい。」

24 民はヨシュアに言った。「私たちは私たちの神、主に仕え、主の御声に聞き従います。」

25 それでヨシュアは、その日、民と契約を結び、シェケムで、おきてと定めを定めた。

26 ヨシュアは、これらのことばを神の律法の書にしるし、大きな石を取って、主の聖所にある樫の木の下に、それを立てた。

27 そして、ヨシュアはすべての民に言った。「見よ。この石は、私たちに証拠となる。この石は、主が私たちに語られたすべてのことばを聞いたからである。あなたがたが自分の神を否むことがないように、この石は、あなたがたに証拠となる。」

28 こうしてヨシュアは、民をそれぞれ自分の相続地に送り出した。』
(ヨシュア記24章22-28)

ちなみにヨシュアはモーセの弟子でありました。彼はここで「石は聞いている」とも語られました。

このように、石というものを考えてみると、それは「不思議な性質を持たされた物質」のような感覚にとらわれてしまうのです。

さらに旧約サムエル記第一は、石に対して感謝の意が記されてもいるのです。

『12 そこでサムエルは一つの石を取り、それをミツパとシェンの間に置き、それにエベン・エゼルという名をつけ、「ここまで主が私たちを助けてくださった」と言った。』
(サムエル記第一7章12)

この部分のエベンは「石」、エゼルは「助ける」という意味で、「石に助けられた」と解釈できます。

それで、今度は日本的な意味合いでの「石」を考えると、「勾玉」という言葉が浮かんできます。
勾玉は古代の日本における装身具の一つであります。
その形は陰陽太極図の形をしており、、「魔を避け、幸運が授かる物」として、今日風にいうならばパワーストーンというものになると思われます。

地名に「玉造」とあるところは、「勾玉」が作られていたことを示すことから、その名が残されたようです。
そして、皇室に伝えられる八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)は、その中では代表的なものであり、日本の三種の神器のひとつとして伝えられているものです。

このような「石」にまつわる事柄にふれてみると、やはり石は「医師」であり、その中には「意志又は意思」が秘められているような思いにかられてしまうのです。

それを科学的な言葉で言い換えるなら、ある種のエネルギーを発している「波動」というものになるのでしょうか。
そしてミクロ的には原子の世界を表しており、マクロ的には宇宙を表すことにもなります。

やはり、過去の歴史や聖書的な観点から考えてまいりますと、石は単なる物質ではなく、そこには深い意味が込められた、見えない何かがあるようです。このような捉え方を発展させれば、「石がもの言う時が来る」という意味も、見えてくるのではないでしょうか。

小生は、日本に古代ユダヤ人が来ていることに、興味を持っておりますが、今回は「石」というテーマから捉えてみても、そのような感じを受けました。

古代ヘブライ語では造物主のことを「ヤハゥエ」と呼ぶそうです。しかし、発音的にはそれは「ヤウエ」と聞こえるそうです。
そして神への叫びは「ヤーサカ」となり、まさに八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)は「ヤサカにのまがたま」となりますし、「ヤサカ」は「弥栄」とか「八坂」という日本における神道で用いる言葉に共通したものにもなります。

以上のような事柄は、最近「勾玉」にまつわるお話を聞いたことから、お伝えさせていただきました。
そして、次の時代というものを予感させる今の時代におきましては、この「石」の持つ不思議な力に、人は純粋な「意思又は意志」を持って、見直す必要性があることに小生は気付かされたので御座います。

最後に話は変わりますが、丁度、こんな話を気にしていたときに、ある方からとても素晴らしいご縁を頂きました。
誠に不思議な思いであり、その出来事を通じまして、このような日記を書きました。
その方のご好意に感謝を申し上げます。
誠にありがとうございました。

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コメント

さっそく訪問してみました。

石の不思議を考える。おもしろいですね。

以前に頭蓋骨の形をしたクリスタルが世界各国に存在し、そのクリスタルが話をする時がくるというようなことが書いてある本を読んだことがあります。石には情報を記録する性質があり、クリスタルがハードディスクとしては一番記録しやすい石のようです。

多分4次元的な感覚が理解できる時がきたら、さまざまな石に残されている記録がアウトプットできるということなんでしょうね。

投稿: kawakita | 2009年11月 7日 (土) 14時56分

kawakitaさま

訪問ありがとうございました。
そういえばクォーツ時計は水晶の振動を利用して作られました。
その振動が一定であるからこそ時計に用いられたのですね。

これは三次元的なアウトプットになるのでしょうね。


コメントありがとうございました。

投稿: げんき | 2009年11月12日 (木) 09時37分

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