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2010年8月

貧倖(ひんこう)への問いかけ

『 テモテへの手紙 第二 3章 1-7


1 終わりの日には困難な時代がやって来ることをよく承知しておきなさい。

2 そのときに人々は、自分を愛する者、金を愛する者、大言壮語する者、不遜な者、神をけがす者、両親に従わない者、感謝することを知らない者、汚れた者になり、

3 情け知らずの者、和解しない者、そしる者、節制のない者、粗暴な者、善を好まない者になり、

4 裏切る者、向こう見ずな者、慢心する者、神よりも快楽を愛する者になり、

5 見えるところは敬虔であっても、その実を否定する者になるからです。こういう人々を避けなさい。

6 こういう人々の中には、家々に入り込み、愚かな女たちをたぶらかしている者がいます。その女たちは、さまざまの情欲に引き回されて罪に罪を重ね、

7 いつも学んではいるが、いつになっても真理を知ることのできない者たちです。 』

 今に始まったことではないようですが、最近特に驚くような事件が世間を騒がせているようです。
 冒頭で紹介させていただいた新約聖書のテモテへの手紙は、終末の時代の人々の心はこのようになると述べていました。

 ・・・寂しいことです。

明日8月14日、夜9時からTBS系のドラマで「歸国(きこく)」が放送されます。
 このドラマは戦後十年くらいたった頃のラジオドラマで流された「サイパンから来た列車」を聴いて触発された作家の倉本聰氏がずっと構想を練られてきた作品だそうです。

 2010年8月15日深夜、終電が過ぎた後の東京駅のホームに通常のダイヤにはない一本の軍用列車が到着するところから始まるそうです。そして、そこから降り立つ人々は65年ぶりに祖国に帰って来た南の海に輸送船ごと沈んだ若き兵士たちでありました。
 彼らは夜が明けるまでの数時間だけ、現代の東京を垣間見ることが許されたのです。
 そこで彼らは何を感じるのか?それは見てのお楽しみです。

 このドラマの中で貧倖(ひんこう)という辞書にはないセリフが使われるそうです。それは部隊長が祖父からいつも聞かされていた言葉だそうで、貧しくて困る貧困は避けたいが、貧しくとも倖(しあわ)せな生き方は出来る。それがかつての時代を生かされてきた先人の本来の姿といいますか、それが人としてのあり方の本質そのものだったのではと思われるのです。

 敗戦から65年、私たちの日々の生活は、格段に便利になり、ほとんどの方が豊かさを享受出来る素晴らしいものではあるのですが、その一方で、しかし本当の幸せははたしてそこにあるのだろうかとも考えさせられてしまうのです。
 
 きっとそのドラマは若い兵士の目を通して、視聴者に問いかけてくれるのでしょう。
 そして、その問いかけというものは、おそらく人としての究極の問いかけなのではないでしょうか。
 
 そんなドラマが明日の夜に、放送される予定だそうです。

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龍馬伝から思うこと 4

(ココログのパスワードを忘れてしまって更新する事ができなかったのですが、復活することができました。以下の日記は7月初めに書いたものです。)

NHKの大河ドラマ「龍馬伝」も第3部に突入する時期になったようです。普段テレビはあまり観ることはないのですが、この「龍馬伝」だけは毎週楽しみにしている唯一のテレビ番組であります。

 久しぶりにこのタイトルで日記を書きたくなりました。
 というのは本当に終末期が訪れそうな雰囲気が漂い始めたからであります。


 以前の日記でアルバート・パイクという人物の残した手紙を紹介させていただきましたが、それを再度掲載します。

 『 世界を統一するためには今後三回の世界大戦が必要であろう。1回目はロシアを倒すために、2回目はドイツを倒すために、3回目はシオニストとイスラム教徒がお互いに滅し合い、いずれ世界の国々もこの戦争に巻き込まれていく。それが最終戦争に結びつくであろう。

 第一次世界大戦では、ツァーリズムのロシアを破壊し、広大な地をイルミナティのエージェントの直接の支配化に置くために仕組まれることになる。そして、ロシアはイルミナティの目的を世界に促進させるための「お化け役」として利用されるであろう。

 第二次世界大戦は、「ドイツの国家主義者」と「政治的シオニスト」の間の圧倒的な意見の相違を操作の上に実現されることになる。その結果、ロシアの支配領域の拡大と、パレスチナにイスラエル国家の建設がなされることになる」

 第三次世界大戦はイルミナティのエージェントが作り出す政治的シオニストと、イスラム指導者たちの対立を利用して引き起こされなければならない。戦争は、イスラムと政治的シオニズム(=イスラエル国家)が互いに破壊し合うように仕向けなければならない。その間、他の国々は再びこの問題で分裂し、物理的、道徳的、精神的、経済的に完全に疲弊するまで戦わざる得なくなる。このようにして各国は、ようやく公にされた悪魔礼拝者の教義を受け入れざるを得なくなる 』
 (ジューゼッベ・マッツイニーへ宛てた1871年8月15日付けのアルバート・パイクの手紙)

 先月、京都大学でシュロモー・サンドという人物が講演を行ったことを聞きました。
 今、この人物が著した「ユダヤ人の起源」という書籍が世界で注目されており、15ヵ国で翻訳され、欧米では衝撃のベストセラーになっております。

 その書籍の表紙には「聖書時代から現代まで、世界の常識を根底から覆す歴史的大作」と書かれております。


 シュロモー・サンドはイスラエルのテルアビブ大学歴史学教授で、アシュケナジー・ユダヤ人。彼はイスラエルにおいて政治、経済などを動かしているユダヤ人と称する人々は、本当のユダヤ人ではなく、カザール人でユダヤ教に改宗した人々であることをユダヤ人の側でありながら、その事実を明確に書籍をもって証明されてしまったのです。

 さらに彼は、本当のユダヤ人とはイスラエルによって虐殺され、追放され、苦しめられているパレスチナ人そのものであることをも証明されてしまったのです。

 かつてPLO(パレスチナ解放機構)のアラファト議長が「私たちのPLOの中に、多くの本当のユダヤ人がいる」と述べたことがありましたが、それを本来のユダヤ人ではないアシュケナジー・ユダヤ人であるイスラエルの大学教授がそのことを詳細な資料で事実を明らかにしたのであります。

 この本は現在15ヵ国で翻訳されているようですが、それを多くのアラブ人の人たちが見たならばどのような影響をアラブの人々に与えしまうのか。それが今後注目されることになってくると思われるのです。

 ちなみにシュロモー氏はユダヤ人のAD70年におけるローマによるユダヤ人の国外追放を否定するのかという質問に対して次のように答えました。

 「ユダヤ人はユダヤ人追放を誰もが事実として信じている。しかし、それを記した歴史書は一冊もない。ユダヤ考古学の研究者に質問したことがある。すると彼は「追放ではなく、破壊に伴う移民である」と言ったことがある。しかし、大量の移民が出たことを示す事実はない。本の中で「追放の発明」と書いたのはそのような意味である」

 そしてさらに「パレスチナ人こそがユダヤの地にいた人々の始祖、すなわち本当のユダヤ人である」と書かれていることを指摘されて、次のようにも述べられました。

 「シオニズム(19世紀以来のユダヤ人国家建設運動)の歴史家たちは、7世紀のイスラム征服でユダヤ人は追放されたと唱えている。しかし、アラブ人がエルサレムのユダヤの民を追放した証拠はまったくない。農民は簡単には土地から離れない。アラブ人がエルサレムを占領し、彼らの宗教を受け入れれば、税を免除したのである。そのことを多くの農民たちが受け入れたのである。追放がなかったとすれば、ヨルダン川西岸にいるハマスの活動家たちのほうが、私たちよりも古代のユダヤの民の子孫である可能性はずっと高い」
 
 また、このようなことはイスラエルのユダヤ人には受け入れられない意見であることに「パレスチナにいるアラブ人は、かつてのユダヤの子孫ではないかと考えたのは私が初めてではなく、初期のシオニズム運動の指導者たちも同じように考えていた」と述べられ、「特に1948年のイスラエル独立で、初代首相となったベングリオンは、若い頃からパレスチナのアラブ人は、ユダヤ人の血を継ぐ者たちだから、共に国を作ることができると自らの本に書いていた。ところが彼は独立宣言では、イスラエルは追放されたユダヤの国であることを否定したアラブ人と共に国を作るという考えを排除した」と補足しました。

 このように彼は今までユダヤ人が決して公にしなかった事実を次々に暴露していったのです。
 
 これはまさに驚くべき出来事、そして最も驚くべき出来事はアラビア語に翻訳されているという事実であります。
 イスラエルと戦うアラブ諸国のイスラム教徒が、この本に触れたときいったいどんな反応を見せるのでありましょうか。なかでもイスラエルによって痛めつけられ、殺され、追放されてきたパレスチナ人が、実は本当のユダヤ人の子孫であったと知ったとき、彼らはどのような反応を示し、どのような行動に移すのでしょうか。
 あと数ヶ月の後に、アラビア語の翻訳本の登場が予定されているのであります。

 
 このような今まで考えられない出来事が起きはじめ、そしてアルバート・パイクの手紙に書かれた内容。それは何を物語るのでしょうか。
 この手紙が書かれたのは1871年、日本で言えば明治4年の頃であります。こんな時から彼らの計画は密かに進められていることも分かるのです。

 NHK大河ドラマ「龍馬伝」。
 小生は土佐特有の上士と下士の差別を見ていると、イスラエルにおける今日のユダヤ人とアラブ人の待遇と全く同じような感覚になってしまいます。
 そして単なるドラマではあるのですが、幕末期という時代背景の真っ只中で虐げられながらも「藩」ではなく「日本」という思想を持った龍馬の生き方に強い憧れを感じるのです。
 
 それこそ「大和心」といいますか、ドラマを通して本来の日本人として決して失ってはならないものを示してくれているのではないでしょうか。

 思えば最近、大東亜戦争の真実はアジア諸国からの金塊の強奪であったという衝撃の事実が判明しました。
 しかし、それは日本がかつての日清・日露戦争において多大な借金を背負わされ、そのために彼らからの要望を受け入れざるを得なかったからです。
 そのときの「大和心」は特攻によって示されたのではないでしょうか。多くの人々は彼らの運命を悲劇的に捉えますが、その捉え方は間違っているのではないでしょうか。
 彼らも幕末の時代に、大いなるロマン、そして大和心を礎にして自らの命を昇華させた志士たちと同じあったと考えるのです。
 ですから特攻隊の部隊名が本居宣長の歌から命名されたのでしょう。
 
 ・・・「 此の程に思ひ定めし出立はけふきくこそ嬉しかりける 」

 上の句は吉田松陰が江戸で斬首刑を受ける直前に書かれたものでありました。

  また彼は「 身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留め置かまし大和魂 」という句も残されています。そして留魂録で彼は語りました。

 「今日死を決するの安心は四時の循環に於いて得る所であり、蓋し彼の禾稼を見るに、春種し、夏苗し、秋苅り、冬蔵す。秋冬に至れば人皆其の歳功の成るを悦び、酒を造り醴を為り、村野歓声あり。未だ曽て西成に臨んで歳功の終わるを哀しむものを聞かず。吾れ行年三十、一事成ることなくして死して禾稼の未だ秀でず実らざるに似たれば惜しむべきに似たり。然れども義卿の身を以て云へば、是れ亦秀実の時なり、何ぞ必ずしも哀しまん。何となれば人寿は定りなり、禾稼必ず四時を経る如き非ず。十歳にして死する者は十歳中自ら四時あり。二十は自ら二十の四時あり。三十は自ら三十の四時あり。五十、百は自ら五十、百の四時あり。十歳を以て短しとするはけい蛄をして霊椿たらしめんと欲するなり。百歳を以て長しとするは霊椿をしてけい蛄たらしめんと欲するなり。斉しく命に達せずとす。義卿三十、四時巳に備わる、亦秀で亦実る。其の秕たるとその粟たると吾が知る所に非ず。若し同志の士其の微衷を憐み継紹の人あらば、乃ち後来の種子未だ絶えず、自ら禾稼の有年に恥ぢざるなり。同志其れ是れを考思せよ。」
(吉田松陰遺書 1859年)

 このようにどのような年齢で死を迎えようと人は、自らの四季を巡ってきたと述べられたのです。
 そして彼らは日本を想い、日本を愛して、その人生に大いなるロマンを感じ、ビジョンを持って生きたのでしょう。
 まさしくそれが本来の日本人の姿であったと思われます。




 先日、サッカーワールドカップで日本は大いに湧いていました。
 ・・・しかし、サッカー選手の立場であればその気持ちはよく分かりますが、サポーターと呼ばれる人たちも一緒になって一喜一憂されている光景を見ると、もの悲しさを感じます。便利快適、上っ面の平和、そして食糧が自国のみで賄えなくとも、何とも感じない現代人、小生もその一人ではありますが、それが現代人の姿なのです。
 右翼とか左翼とか、そんな狭義のことではなくて、本来の日本人とは・・・。
 そんなことを考えると幕末の時代や、戦時中に生きた方々のほうがどんなに幸せであったろうかと小生は思ってしまうのです。

 「龍馬伝」はそのような日本人の本来の心を伝えているようです。



 いよいよ、彼らは第三次世界大戦という最終戦争の準備に入ってきたようです。シュロモー氏の書籍はその一つでありますが、イランへの制裁の強化、そして5月に起きたイスラエルによるトルコ人の殺害などなど。

 残念なことに日本人には聖書的な発想がありません。また、彼らの存在をトンデモ話と笑い飛ばす人が大半であります。

 しかし、アルバート・パイクという人物が残した手紙。

 この事実がある限り、近い将来最終戦争に突入するときが必ず来ることを前提にしたほうがいいのではないでしょうか。
 もし、幕末や特攻の人たちが今の時代に現れたならば、そのように捉えるのではないでしょうか。
 
 憧れるといいますか、小生も大それたことなど出来なくても、百姓の立場からそのときにお役に立てるような自分になりたいと思っております。
 そんな小さいロマンではありますが、そんなことに憧れるのです。

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中東問題の行方-捨てられるイスラエル

 まず話は余談になりますが・・・、
1969年、アポロ11号が月面着陸をしたと私たちは教えられています。
 そのとき月面に立った一人はオルドリンという宇宙飛行士でした。その彼が出発前に撮った写真には、彼の指にフリーメーソンの指輪がはめられていたそうです。そして、彼とアームストロング船長が月面に立てたのは、アメリカの国旗ではなく、イルミナティ・フリーメーソンの旗であったという噂が囁かれているそうです。
 はたして月面着陸は真実であったのか、あるいは単なる演出であったのか、どちらにしてもイルミナティ・フリーメーソンは自らの力を世界に見せつけて、いかに人々を騙すかということに満足を覚えていたのでした。
 そして問題はこのアポロ11号の時に3人の人物が月に向っていたという点でありました。
 月面着陸を果たしたと言われているのはオルドリンとアームストロング。ではもう一人はどこにいたのでしょうか。その人物は月面着陸をすることもなく、その時、月の周辺を回っていた宇宙船に留まっていたのであります。その人物はコリンズでありました。そして、このコリンズこそ13血流の中の「コリンズ家」を代表するイルミナティ・フリーメーソンのメンバーそのものであったのです。

 1871年、その当時そのメンバーの最高位であったアルバート・パイクは、これからの計画を公にしました。それは第三次世界大戦を通して世界政府を打ち立てること。それで第一次世界大戦や第二次世界大戦は彼らの計画として引き起こされ、世界情勢は作られてきたのであります。

 彼らは政治的な組織ではなく、しいていうならばカルト教団、その儀式ははるか昔から受け継がれて13の血流に分かれてきたそうです。そして彼らは水面下に潜みながら、計画を着々と進めて今に至ってきたのであります・・・。


 いよいよ彼らの最終目標、すなわちエルサレムに世界政府が樹立される・・・その計画が始動するような予感が漂い始めたようです。
 そのために彼らは1948年にイスラエル国家を再建させ、そしてこれから破壊に導こうとしているのではないでしょうか。

 まもなくイスラエルとイスラム世界を代表するイランの激突が始まるようです。当然、その戦いにおいてホルムズ海峡は封鎖されます。それは全世界を震撼させる事態であり、これが発生するならば世界経済は完全にマヒ状態に陥り、そして、そのときイスラムのテロリストたちによる暴動が中東だけに止まらず、世界各地で発生し、やがては大戦争に導かれるのではないでしょうか。

 イスラエルを取り囲む今までの情勢が大きな変化を見せたのは、今年5月31日のことでありました。その時、イスラム諸国の中のトルコから6隻の支援船がイスラエル占領地のガザに向って出発したのでありました。これらの船は、国際社会からガザにいるパレスチナ人たちに支援物資を届けるためのものでありました。多くの医薬品、食料品、それはパレスチナの人々にとって最低限必要とされたものであったのです。
 しかし、イスラエルはこのガザ地区を数年前から完全に封鎖していたのでありました。そしてガザというパレスチナ人の自治区とイスラエルとの間には非常に高い壁が作られた状態で、そのため全ての生活必需品はイスラエルの許可を得なければ届けることができなかったのです。
・・・水にしても電気にしても、そこで暮らすパレスチナの150万人の人々の生殺与奪の権利そのものをイスラエルは握っていたからでありました。

 そのような環境に置かれたパレスチナの人々は、彼ら自らが生きるために、あるいは戦う武器を獲得するために、エジプトとの境界線を利用して、そこに地下トンネルを造ったのです。それは多くの密輸品を手に入れるための最後の手段と言えるものであったのでしょう。

 それで2008年12月27日から始まったイスラエル軍の空爆は、そのトンネルに気付いたことで始められたのでありました。

 トルコを出発した支援船6隻がガザに向って支援物資を届けようとしたとき、そのとき世界のマスコミはそのことを取り上げ、イスラエル政府はその報道に反応し、大きな抵抗を示しました。

 「イスラエル政府の許可なくしてガザに支援物資を届けることはできない」・・・これがイスラエル政府の言い分であったからです。


 しかし、それでも支援船はイスラエル政府の警告を無視してガザに向って進むのですが、それが今年5月31日の大事件を引き起こす結果に至ることになりました。あの日、6隻の支援船の上にイスラエル軍の特殊部隊が乗り込んだヘリコプターが現われ、そして銃撃戦が発生しました。たちまちのうちに9人のトルコ人が死亡して、数十人が重軽傷を負わされたのでありました。

 中東から遠く離れた人々というか、多くの日本人はその報道がなされていても、それは対岸の火事のように関係ないように捉えがちです。
 しかし、これは非常に重大な事件であり、その火はやがて世界全体に広がる事件となるかのようです。

 なぜならばイスラエルにとってイスラム諸国はすべて敵となってしまうのですが、イスラム諸国の中で唯一イスラエルと軍事同盟を結んでいた国が、このトルコであったからです。にもかかわらずイスラエルは特殊部隊を送り込んでトルコ人たちを殺戮し、あげくの果てに謝罪をすることもなく、イスラエルの警告を無視してガザへの入港をすることは犯罪であるという声明を出し続けていたのでした。
 ついにトルコ政府はイスラエルをなじり、イスラエルのやり方を激しく非難し、そしてこのことをきっかけとして、トルコはイランと結びつく関係が始まってしまったのです。

 以下はロシアからの公には報道されていない情報であります。

 『ロシアの政治専門家たちによると、ガザへの支援物資を運んだ船団の派遣は、イスラエル・イスラム世界の対立を先導するためにゆっくりと考え出された計画である。以前の経験からすれば、第一にイスラエルが絶対にその船団をガザに入港させることはあり得ないのは誰の目にも明らかであったはずである。さらに第二に、乗組員がイスラエルの特殊部隊に抵抗したならば、流血はさけられないということも一目瞭然だったのである。
 ロシアの権威ある中東専門家たちは、「すべての者が知っているとおり、イスラエル兵士はいったん抵抗されたら射撃するという命令を受けている」と指摘しているのである。
 ガザの封鎖を突破しようとしたらイスラエルはいかなる反応をするか・・・。このような誰もが予測できる情報は、トルコをはじめ多くの国々が手に入れていたであろう。従って支援物資を積んだ船団を、すなわち人道主義的支援船を派遣した勢力はそのことをわかっていて、イスラエルとの衝突が起きるように計画したのである。アメリカ、イギリス、そしてトルコなどの情報機関は、支援船団派遣についての情報を入手しても、イスラエルとの衝突が起きることを未然に防ごうとはしなっかたのである。

 このようなことかの背後に何があったのだろうか。人道支援物資を積んだ船団を派遣するように仕組んだ勢力は、イスラエルによる強固な対応を煽動し、イスラエルの名誉を傷つけ、世界で反イスラエル・キャンペーンを計画していたのである。実際、ユダヤ国家に対する今回の非難は、まさに”前例のないもの”だったのである。イギリスのフィナンシャル・タイムズ紙は、公海におけるイスラエル軍の作戦を”海賊行為”であると断罪し、ドイツの新聞記者たちは、イスラエルのネタニヤフ政権は犯罪を犯したとまで非難したのである。ヨーロッパではそれまでイスラエルを非難することはまさにタブーだった。しかし、5月31日を境にして、ヨーロッパからイスラエルに対する非難がごうごうと立ち昇ったのである。』

 ある方は今回の行動の結果、イスラエルは史上初めての大きな外交的敗北を喫したと見るべきであると述べられました。国連安保理もこの支援船襲撃事件を非難する決議を出し、トルコ、スペイン、デンマーク、スウェーデン、ギリシャは在イスラエル大使を召喚しました。そして、EU代表会議はガザの封鎖を解除し、条件なしでイスラエルはハマスと交渉を開始すべきであるとの要請をしたのです。
 以前からEUは、ハマスが先にイスラエルの生存権を認めて武力行使を諦めない限り、中東には平和なるものが絶対に訪れないとアピールしていました。まさに支援船団を巡るスキャンダルは、アメリカのオバマ政権が中東における歴史的な味方、イスラエルを裏切る心の準備ができていたことを証明するものとなったのです。オバマは、アメリカがこの不祥事に巻き込まれないように、ワシントンで予定されていたネタニヤフとの会談を賢くキャンセルしたそうです。そして公海におけるイスラエルの作戦を非難する国連決議を支持し、ガザ封鎖解除を巡る投票の時には棄権しました。今まで何があってもアメリカはイスラエルを助け、イスラエルを非難することはありませんでした。

 また、最近ユダヤ人がユダヤ人を非難するような本も出版され、大ベストセラーにもなりつつあります。

 イスラエルの現状を考えたとき、イスラエルはトルコとだけ対立をしているわけではありません。反イスラエル・イデオロギーを共にしている国々全てがイスラエルの敵であるのであります。
 そのような中、イランは中東における主要な勢力になりつつあり、反イスラエル戦線のリーダー的な存在となっております。

 今回の事件でトルコとイランが親密になったことは確かであり、それはシリアをもその中に巻き込んでいくのでありましょう。そしてトルコはまたあえて阻止された支援船を再びガザに送り込む計画を立てたそうです。そして、そのときはイランの協力があるのではないでしょうか。現にイランはそのような船をガザに向って動かし出していたのですが、その船は公海上でストップされてしまったそうです。
 それは「まだイランとイスラエルが激突するときではない」とのメッセージだったのかも知れませんが、近い将来においてそのような事態は現実のものとなってしまうのでありましょう

 そして、それが世界を取り巻く大きな問題として、現実に起きているのであります。

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