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貧倖(ひんこう)への問いかけ

『 テモテへの手紙 第二 3章 1-7


1 終わりの日には困難な時代がやって来ることをよく承知しておきなさい。

2 そのときに人々は、自分を愛する者、金を愛する者、大言壮語する者、不遜な者、神をけがす者、両親に従わない者、感謝することを知らない者、汚れた者になり、

3 情け知らずの者、和解しない者、そしる者、節制のない者、粗暴な者、善を好まない者になり、

4 裏切る者、向こう見ずな者、慢心する者、神よりも快楽を愛する者になり、

5 見えるところは敬虔であっても、その実を否定する者になるからです。こういう人々を避けなさい。

6 こういう人々の中には、家々に入り込み、愚かな女たちをたぶらかしている者がいます。その女たちは、さまざまの情欲に引き回されて罪に罪を重ね、

7 いつも学んではいるが、いつになっても真理を知ることのできない者たちです。 』

 今に始まったことではないようですが、最近特に驚くような事件が世間を騒がせているようです。
 冒頭で紹介させていただいた新約聖書のテモテへの手紙は、終末の時代の人々の心はこのようになると述べていました。

 ・・・寂しいことです。

明日8月14日、夜9時からTBS系のドラマで「歸国(きこく)」が放送されます。
 このドラマは戦後十年くらいたった頃のラジオドラマで流された「サイパンから来た列車」を聴いて触発された作家の倉本聰氏がずっと構想を練られてきた作品だそうです。

 2010年8月15日深夜、終電が過ぎた後の東京駅のホームに通常のダイヤにはない一本の軍用列車が到着するところから始まるそうです。そして、そこから降り立つ人々は65年ぶりに祖国に帰って来た南の海に輸送船ごと沈んだ若き兵士たちでありました。
 彼らは夜が明けるまでの数時間だけ、現代の東京を垣間見ることが許されたのです。
 そこで彼らは何を感じるのか?それは見てのお楽しみです。

 このドラマの中で貧倖(ひんこう)という辞書にはないセリフが使われるそうです。それは部隊長が祖父からいつも聞かされていた言葉だそうで、貧しくて困る貧困は避けたいが、貧しくとも倖(しあわ)せな生き方は出来る。それがかつての時代を生かされてきた先人の本来の姿といいますか、それが人としてのあり方の本質そのものだったのではと思われるのです。

 敗戦から65年、私たちの日々の生活は、格段に便利になり、ほとんどの方が豊かさを享受出来る素晴らしいものではあるのですが、その一方で、しかし本当の幸せははたしてそこにあるのだろうかとも考えさせられてしまうのです。
 
 きっとそのドラマは若い兵士の目を通して、視聴者に問いかけてくれるのでしょう。
 そして、その問いかけというものは、おそらく人としての究極の問いかけなのではないでしょうか。
 
 そんなドラマが明日の夜に、放送される予定だそうです。

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